ヨシタケシンスケ 最新絵本 「みえるとか みえないとか」は障害者などの違いを自然と理解する
以前、ヨシタケシンスケさんの「りんごかもしれない」という絵本を紹介しました。
educatemychildren.hatenablog.com
この本も秀逸でしたが、今回は「みえるとか みえないとか」を読んで、さらに感動したので、紹介したいと思います。
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この本は、人との違いをありのまま理解し、
その違いを素直に受け入れ、
お互いにわかり合う
頭ではわかっているけれども、
こういうのを子供に伝えるのはとっても難しい。
それをとてもうまく伝えられ、子供に考えさせることができる絵本だと思います。
宇宙に行って変な宇宙人に会うところから絵本は始まる。
宇宙人だから、当然、自分とは違う。
そんな宇宙人がいっぱいいて、自分みたいな人間は一人だけ。
宇宙に行ったら、なんだか自分が劣等生みたいに言われたりする。
でも、宇宙人の中には、自分とおんなじような人もいた。
さらに、宇宙人の中には、自分よりも劣等生みたいな宇宙人もいた。
そんな立ち位置から話が展開するので、そのままの自分で、でも他の人よりも足りていない状況・環境におかれて、みんなとの違いを考えさせる。
そして話は、彼らと会話していく中で、違うのってどういう事なのか、
色んな視点で考えると良いこと悪いことがある。
良いこと悪いことを通り越して、個性であると自然に感じられる。
とってもすごいアプローチだと思います。
小さい子供から、小学生、中学生にもおすすめですし、
意外と親としても読んで学ぶ点が多いと思います。
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