次の時代を担う子供の教育を考えるブログ

女の子、男の子の二人の子供を持っています。この激動の時代を強く生きてほしい。次の世代を力強くになってほしい。親としても試行錯誤しています。

人口減少社会において、子供の未来のために日本人が認識しなければならない事

日本は人口減少して行く。

 

目からウロコのそうだったのかと唸りたくなる理屈が多々入っている

 

 

デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論

デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論

 

 

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目次

 

 

実は日本は生産性が低い

日本は実は生産性が低かった。というところから始まります。

まじか?めちゃくちゃ優秀な人が多いと思うし、輸出大国なのに。。

 

生産性とは効率性ではなくGDP

まずは、生産性の定義から。

生産性とは、一人当たりのGDPの事。

生産性と聞くと、なんとなく単位工数あたりの生産量というように感じるが、一人あたりのGDP

 

厳密には効率性とは異なる。

 

何が違うかというと、要は高く売れればそれでいいということになってしまう。

1時間かけて1000円で売れるものを、購入者は1500円出してもいいと思うものを作るよりも、

1時間かけて、購入者は1500円出してもいいと思うものを、2000円で売るのが、生産性は倍になる。

 

ちょっと詐欺みたいな話だが、ま、そう言われればそうですよね。

 

日本の生産性は製造業と男性が高い

ちなみに、日本の生産性は、製造業は高い(と言っても平均的)が、

サービス業が低い。

さらに、日本の男性の生産性は高いが、女性は低い。。

 

要は給料を稼いでいるのはだれかという話なんだとは思う。

意外とここについては示唆のある見解ではあると思う。

 

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生産性を高めるにはどうしたらいいのか?

生産性を高めるためには、

 

高付加価値(=値段が高い)商品やサービスを作り出す事

 

お金をためずに、ガンガン使いたいものに使う事

 

つまるところ、節約しようという考え方である以上、生産性は上がらない。

なぜなら、お金を使えば使うほど、GDPは上がるから。

 

でもちょっとそこに違和感はある。

 

日本で考えれば悪くない(日本が経済の全てであれば悪くない)

将来に不安がある。

だから貯蓄をして、将来に備えようと思う。

今使うのを我慢して、将来使うことに備える。

 

その考え方が、全体を占めると、

経済は発展せず、結果的に生産性が低くなる。

 

が、しかし、日本で見ればそれはそんなに悪いことではない。

みんな同じようにそうなるからである。

 

でもグローバルで見ると

みんな同じようにそうはならない。

グローバルという目線では、相対的に日本の生産性(=一人当たりのGDP)は悪くなる

 

注:ここでの全体は、グローバル全体ではなく、日本全体のこと。

 

仮にグローバル全体でこの考え方を持っていれば、実はあまり問題ではなく、日本も相対的には悪くはならない。

要は、グローバルと比較して、日本は先行きに不安を抱える人が多く、

お金を使わない人が多い

さらには、低価格で商品やサービスを提供する事が良い事だと考えている人が多い。

 

結果、グローバル目線で考えると日本の生産性(=一人当たりのGDP=日本の国力)は下がり続けている。

 

じゃ、どうすればいいのか?

端的にはめちゃくちゃわがままになればいい。

 

賃金が低いと文句を言う。

欲しいものは片っ端から買って行く。

 

それだけっちゃそれだけ。

 

もちろん本には、日本の政治がすべき事、企業がすべき事、経営者が賢くなるためにすべき事が定義されている。

でも、一般生活者にできる事は、収入を最大化し、収入を全部使う事。

 

でも、それって本当に幸せなんだろうか?と言う疑問は残る。

 

そんな事言われてもその通りに動く人はいない。

だから、そんな事言われなくてもその通りに動く人しかいなくなるように社会制度を変えて行くべき。

と言うことを言っている。

 

考えて見ると単純で、

 

昔は、ラーメンが10円だったのが、1年後には15円になっていた。

そのような社会だと、収入を上げろ!と会社にお願いし、聞かなければ転職し、

お金を貯めておいても価値が下がるので、ガンガン使う。

それが賢いと考えてやってきた。

 

そこに日本の高度経済成長はあった。

 

今は人口が減少するのでそこまで単純でも無いらしいが、

経済というのは、家計を考える理屈とはそこそこ異なるので、これを知っておく事は意外と大切であると思う。

 

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同じく子供の将来を考える際に参考となる書籍

educatemychildren.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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